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主従関係のもう一つの特徴は、日常と非日常を切り離さないところにあると思います。
普通の男女関係では、前戯を含む性的な時間は非日常(ハレ)として日常(ケ)からは切り離されています。それは規則的な社会生活(日常)を営むための智恵でもあります。
しかし、その結果、非日常がおうおうにしてルーティン化、儀式化してしまいます。ハレの時間は恋人であれば会った時であり、夫婦であれば土曜の夜といった具合です。非日常の向こうにいつも繰り返される日常が意識されています。
けれどもお互い主であり、奴隷である関係は二人の根本にあって、日常と非日常を区別せず、いつでも二人の気持ちの底辺を磁気のように流れているものです。一緒にいる時も、離れているときもこれは変わりません。
奴隷である女性は、主が求める行為はいつでも、どこでも従う用意ができているはずですし、また主のあらゆる指示は奴隷を所有していることの確認行為である以上、そのすべてが代なり小なり性的ニュアンスを含んでいることになります。日常は非日常に浸されていると言っていいでしょう。
その結果、二人の間にはいつも一定の緊張感が漂うことになります。とりわけ奴隷である女性にとってはそうです。だからこそ主従にある二人は、ノーマルな関係以上の喜びを味わえるのだと思います。
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