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主従関係では女性は「主」となる男性に隷属するわけですが、隷属の程度には大きな巾があります。
一方の端には、一時的な、性行為の時だけの隷属を希望するタイプの女性たちがいます。彼女たちの好みは支配的なS傾向のある男性が好みであるとしても、男性の人格はあまり意識されていません。必然的に付き合いも短期になるでしょう。
このタイプの女性の中には、自分ではMであると言いながら、実は男性と同じ相手をコントロールしたい(思うようにさせる)という欲望を抱えている場合もあります。よく「エゴマゾ」と言われるタイプでしょうか。
もう一方の端には、隷属が心身の破壊的なレベルまで進むことを潜在的に望んでいるタイプの女性たちがいます。彼女たちは多かれ少なかれ自己消滅、自己破壊の衝動を抱えていて、しばしば破滅的な行動に走ることがあります。本質的にはたとえ無意識であれ、自分の欲望のために男性の支配欲を利用する点で、上にあげた女性たちと共通しているように思います。
隷属をのぞむ女性たちはこの二つの極のあいだに、前者よりから後者よりまで分布していることになるでしょう。
繰り返しになりますが、主従関係が、愛情をベースにしたものであり、あくまで二人の間の合意にもとづくものであるべきだとすれば、そして女性が誠実に男性に仕えるべきものであるすれば、女性がエゴイズムに動かされる度合いが大きいとこの関係は成り立ちません。男性の欲望を利用する女性は対象外ということになります。
その意味では後者寄りであり、なおかつ自己消滅、自己破壊の衝動が限りなくゼロに近い女性が望ましいことになります。実際、二人の愛情はお互いの破滅をめざすためのものではなく、その逆であり、お互いの世界を深め、広げるものであるべきだからです。
ただ女性について言えることは男性の支配欲のあり方についても同じことが言えます。したがって大事なのは、当然のことですが、お互いの支配と隷属を求めるレベルがほぼ釣り合っていることです。
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